作文
   紙しばい
                なおと

 きのうの3時間目の国語の時間、先生が、
「あとについて読んでみましょう。」
と、言いました。みんながまねをして、
「あとについて読んでみましょう。」
と、言いました。とたんに教室じゅうがわらいました。
 しばらく音読していたら、とつぜん
「ある日、みのむしくんがぼうけんをしました。」
と、先生がみのむしくんのお話を言ったので、ぼくはおもしろくなって、家に帰ってからみのむしくんのそのあとのお話をつくりました。だいめいは、「みのむしくんの大ぼうけん」です。
 紙しばいにしようと思って、パソコンで絵をかきました。お話は、タイトルを入れて、13まいなりました。
 たいへんだったのは、6まいめのみのむしくんの目です。いろいろやってみて、うまくいかなかったけど、けんびきょうをつかって大きく見えるようにして、ふでのふとさもかえたらうまくいきました。
 4まいめの、かべにみのむしくんがぶつかったところは、おもしろくて、かきながらわらってしまいました。
 いんさつもしました。夕ごはんのあとに、お母さんがかたい紙をうらにはってくれました。とてもりっぱな紙しばいになりました。
 24日は、学校のぶんかさいです。ぶたいの上で、ぜん校のみんなにはっぴょうしようと思いました。でも、ドキドキです。
 みのむしくんのお話をしてくれたちかの先生に、紙しばいを見せるのがたのしみです。早く見せたいです。


授業の脱線ぶりがばれてしまうような子どもの作文だけど。
うちのクラスで一番幼くて手がかかっている子の作文。
「みのむしくん」は、ごほうびでわたしがよく描いてあげるキャラクター。
自分の何気ないお話や言葉をこんなふうに拾って覚えていてくれる子どもがいて、とても嬉しい。
「先生に見せたい」って言ってくれて嬉しい。

(本当のことを言うと)
子どもがかわいいからって理由で教師になったわけではなかったんだけど…。
日常のはしばしで見せる,子どもの純粋無垢な気持ちや行いを見たりすると、本当にかわいくて幸せな気持ちになる。決して、楽ではない仕事なんだけどね。
子どものことをこんなふうに思える自分になるなんて、ちょっと意外だったな。多少は見る目に余裕が出てきたのかもしれないけど、きっとそれだけじゃない。出会ってきた子どもたちのパワーだよなって思う。
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by rin-horo-horo | 2006-06-20 22:29

進んだり、もどったり、時に飛んで歩む。
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